チーム医療は、大学病院や総合病院のような様々な職種の医療従事者が勤務する現場において、重要な考え方として徐々に定着しつつあります。
チーム医療を導入する理由は医療機関によって違いがありますが、日ごろから職種の垣根を越えて意見交換をしながら業務に取り組むことで、患者に対してより良い医療を提供できるといった利点があります。
チーム医療の考えが浸透している医療機関の中には、週に1回程度の頻度ですべてのスタッフを集めてミーティングを実施したり、共通の業務研修を導入したりしているところも少なくありません。
また、手術室や集中治療室などの症状が重い患者を担当するケースが多い現場においては、医師を中心としたスタッフ同士の連携が不可欠です。
看護師としてチーム医療がしっかりと行われている医療機関に就職をしたいのなら、採用試験を受ける前に必ず院内見学を希望したり、様々な職種の医療従事者にアドバイスを受けたりして情報を集めましょう。
医療機関によっては、職種ごとに業務内容や役割分担を明確に決めることで専門性の向上に繋げようとしているところもあり、新卒から定年まで長く勤められる環境が整っています。
チーム医療のメリットは実際に医療機関で働いたことがある人でなければ分かりにくいこともあるため、就職活動を通じて積極的に関心がある病院やクリニックなどの担当者とコンタクトを取り、リアルな声を聞いてみることが大事です。
最近のコメント